アパレル系のネットショップをご運営中の店長さんはリスティング広告で
どんなキーワードを出していますか?
ブランド名、アイテム名、アイテムジャンルetc、、、
いくらの広告費を利用していくらくらいの売上が立っていますか!?
ネットショップはリピート商売と言われるくらいリピーターを作る事が
大切になるので、新規の獲得で利益を出そうとは考えていないという
店長さんもいらっしゃるでしょう。
ですが、欲を言えば、利益が出たら嬉しいですよね??
代理店等にリスティング広告を代行してもらっているネットショップを
除いて自社でリスティング広告を運営している場合、
キーワード、出稿方法が広ーくまんべんなく出稿しているパターンを
よく見受けます。
最初は市場の声を聞く上で、どんなキーワードが売れるのかを判断することも
大切です。
ですが、「このキーワード調整、何ヶ月前にやったんですか?」と言いたくなるような
運用も多々拝見します。
第1章では、アパレル系ネットショップの成果改善において広告費カットの影響度が大きく
かつ比較的手軽に実施できる「デバイス調整」について解説していきます。
アパレル系ネットショップにオススメしたいデバイス調整について
既にご存知の方もいるかもしれませんが、リスティング広告(Google、yahoo双方)では
PC(タブレットを含む)とスマートフォンでキーワードの入札単価を調整することができます。
スマートフォンユーザーが増えている昨今の中で、特に売上割合が大きく
スマートフォン化しているのがアパレル系ネットショップです。
早速自社のネットショップの広告成果を見てみましょう!
本記事では、Googleアドワーズに関して詳しく見ていきます・
アドワーズのデバイス別の成果確認の方法
1:Googleアドワーズにログイン
2:キャンペーンを参照する
3:画面上部の「分割」にてデバイスを選択
ここまで実施すると、各広告グループのPC、スマホ、タブレットそれぞれの
成果を確認することができます。
※直近1ヶ月等だと季節要因等もあるので、3〜6ヶ月くらいで
見てみてください
アドワーズのデバイス別入札単価の調整方法
上記方法にて、デバイス毎のコンバージョン数を確認してみて
いかがでしょうか?
やっぱりスマホ経由の購入が多いという結論になった場合、以下の流れで
入札調整を実施していきましょう。
1:広告グループタブを選択
2:調節したい広告グループをクリック
3:設定タブをクリックし入札単価調整比に数値を入力
スマホの成果がよい場合=+○%で入力
スマホの成果が悪い場合=ー○%で入力
デフォルトの上限クリック単価を100円に設定している際、
それに対してモバイルの入札単価調整比の[引き上げ率]を[25%]にして
いただきますと、スマートフォンにだけ125円で入札します。
結果的に、スマートフォンに表示される割合が増え、
スマートフォンのユーザーがクリックする可能性が高まります。
引用:https://www.ja.adwords-community.com
この調整をすることで広告グループに紐づくキーワードすべてに対して
設定した入札単価調整でクリック単価を設定することができます。
※スマートフォンの入札単価しか調整できないためPCは出さないという
選択は基本的にはできません。
デバイス調整による運用改善例
私がリスティング広告運用を代行したネットショップで
以下のような事例があります。
改善前
広告費:30万円
月間コンバージョン数:約50件
PC経由:7件
スマホ経由:43件
広告経由売上:約100万円
改善後
広告費:30万円
月間コンバージョン数:73件
PC経由:7件
スマホ経由:67件
広告経由売上:約150万円
数字だけ見ると細かい調整いっぱいしたのではないかと
思われますが、実施したのはスマホの入札単価調整です。
この店舗は、PCの広告予算を15万ほど使っていたにもかかわらず
スマホに成果が偏っていたため、まず全体の入札単価を20%ほど
下げました。
※30円で入札していた場合、24円に修正したという意味
その後、上述のスマホ入札単価調整比を使って+50%の調整を
実施しました。
お恥ずかしい話ですが、大きな改善はここだけです。
細かいところはたくさんやりましたが、一番最初に着手した
上記内容で費用対効果は大幅改善されました。
まとめ
第1回では、予算の影響度の大きいデバイス調整について
お話させていただきました。
細かい調整ももちろん大事ですが、まずは影響度の大きい内容から
着手することで、無駄なコストをおさえて成果を改善することに
繋がります。
アパレル系ネットショップでは特に多い傾向なので、ぜひ
実施してみてください!
ネットショップの開業から売上アップを目指す方へ
記事をご覧いただきありがとうございます。
今後もネットショップの運営者の方々に向けて有益な情報を配信してまいります!