第一章でアパレル系のネットショップが目を向けるべきリスティング広告の
デバイス調整についてお話させていただきました。
第二章では、そもそもリスティング広告で出稿しておきたいキーワードの選定に
ついて解説していきたいと思います。
リスティング広告で出しておきたいキーワードと一言で言っても目的によって
選定するキーワードは大きく異なります。
アパレル系のネットショップの集客キーワードとしては、「メンズ Tシャツ」だったり
「マキシワンピース」等アイテム別に寄ってしまいがちです。
アパレル業界だけではないのですが、近年リスティング広告を出稿するネットショップの
増加によって入札単価がGoogle、yahoo双方とも高騰しています。
費用対効果を考慮すると効率的に集客できるキーワードを探し出すことから始めなければ
いけません。
アパレル系ネットショップで把握したい狙い目キーワード
お取り扱いの商材によってキーワード選定は様々ですが、費用対効果を意識した
広告運用を考えた場合、潜在層の獲得(認知目的)ではなく、比較検討層、顕在層を
まず獲得してくることが重要になります。
獲得してくるべきユーザーターゲットを決めた上で、購入率1%を想定して
集客コストをざっくり算出しておきましょう。
例:平均客単価10000円で利益率40%の場合
クリック単価30円のキーワードであれば、3000円で1購入
→1000円の粗利
自社の客単価と利益率から赤字にならない獲得コストを算出できたら
いよいよキーワード選定です。
アパレル系のネットショップで考慮したいオススメキーワードは以下の4つになります。
1:ブランド名を含んだキーワード出稿
アパレル系のネットショップでかつ認知があるブランドアイテムをお取り扱いの場合、
「ブランド名×アイテム名」といった複合キーワードでの出稿は必須になります。
例:「シャツ」→「ナイキ シャツ」
通常の「Tシャツ」等で出稿するよりも、クリック単価を確実に抑えることができるだけでなく
ブランド名を指定するユーザー=購入確度の高いユーザーであることが期待できるため
効率的に比較検討ユーザーをネットショップ内に誘導することができます。
2:素材×アイテム名でのキーワード出稿
ブランド名だけでなく、意外とクリック単価を抑えられるキーワードとして、
素材名との掛け合わせが挙げられます。
例:「ワンピース」→「リネン ワンピース」、「オーガニックコットン ワンピース」etc
「ライダース」→「ラムレザー ライダース」、「シープスキン ライダース」
また、ブランド名と同様に検索キーワードに素材名が含まれている場合、購買意欲が高い傾向があり
よりこだわった一着を探している傾向にあります。
3:形容詞を含んだキーワード出稿
形容詞を含んだキーワード出稿は期待できるほどの検索ボリュームは見込めませんが
競合性が低い傾向が高く狙い目となるケースがあります。
例:「授乳服」→「可愛い授乳服」
「エプロン」→「オシャレエプロン」etc
こういった形容詞やイメージを含んだキーワードの場合、気に入ってもらえたら
ファン化する可能性が高く継続的なリピーターになってもらえる可能性を秘めています。
4:用途、目的を含んだキーワード出稿
意外と盲点になってしまいがちなキーワードに用途、目的を掛け合わせたキーワードが
あります。
例:「バッグ」→「通勤用 バッグ」
「ビジネスカジュアル パンツ」etc
上記のようなキーワードの場合、理想としては、ランディングページとして
目的に合わせた特集ページに遷移させるのが理想的です。
まとめ
アパレル系のネットショップの集客は発送を変えるだけでまだまだ可能性のある
キーワードはたくさんあります。
ただやみくもにリスティング広告を出稿するのではなく、獲得したいユーザー層に
合わせたキーワード選定に時間を費やし、費用対効果の高い運用をできるように
していきましょう。
ネットショップの開業から売上アップを目指す方へ
記事をご覧いただきありがとうございます。
今後もネットショップの運営者の方々に向けて有益な情報を配信してまいります!