ネットショップの店長が見ておきたいページビュー数と転換率の関係性

ネットショップの店長が見ておきたいページビュー数と転換率の関係性

ネットショップの売上は、

訪問数×転換率×受注単価

という方程式で成り立っています。

 

その中でも、転換率(購入率とも言う)の向上は、数多くのショップの

永久的な課題であり、試行錯誤すべき大きな要素です。

 

私自身、アドバイザーとして数多くのネットショップの店長さんとお話をする中で

「転換率を上げたい!」という声は幾度となくお伺いしてきました。

 

自分のショップの転換率を年間を通して見ると、転換率が高い月と転換率が低い月が

あるのではないでしょうか?

※季節要因等もありますが、ここでは外的要因に関しては割愛させていただきます。

 

ショップ自体に大幅な変更を加えていないのになぜ転換率に差があるのか?

ただ単純に購入角度の高いユーザーが集まった月だったから転換率が高かったのか?

 

いろいろな疑問があるかと思いますが、一つ数多くのネットショップに多く見受けられた

傾向を分析してみてはいかがでしょう?

 

1ユーザーあたりのページビュー数×転換率から改善を導く

多くのネットショップのGoogle Analytics等の分析ツールを拝見していると

以下のような傾向が見られることが多いです。

 

訪問者1人あたりが閲覧したページ数が多い月=転換率が高い

 

上記の式はどういうことかもう少し掘り下げてみましょう。

 

【例】

1人あたりが3ページ閲覧した月→転換率1%

1人あたりが5ページ閲覧した月→転換率1.5%

 

ざっくり説明してしまうと上記のような相関性があるケースが多く見られます。

ネットショップもリアル店舗と同様で接客すればするほど転換率は上がる傾向に

あるのです。

 

1ユーザーあたりのページビュー数×転換率をGoogle Analyticsで確認する

※Eコマース設定がオンになっていることを事前に確認してください

 

GoogleAnalyticsにログインし、「ユーザー>行動>新規とリピート」を選択する

新規とリピート

 

【セカンダリディメンション】で月を選択する

分析手法

上記を実施すると月毎の新規ユーザー、リピートユーザーそれぞれにおいて1ユーザーあたりのページ閲覧数と

コンバージョン率を比較することができます。

 

転換率を上げるための改善案

転換率を上げる施策は様々ですが、1ユーザーあたりのページビュー数×転換率を比較して、

問題があった場合は例として以下のような施策を実施してみてはいかがでしょうか?

 

新規ユーザーのページビュー数、転換率が低かった場合

・商品のこだわり、口コミ、特徴等の読み物系コンテンツを作りこむ

・ランキング、おすすめアイテム等の導線を見直し、回遊性を上げる

・お得感訴求や、お試し等の購買までの障壁を低くさせるための施策を実施する

 

リピートユーザーのペービュー数、転換率が低かった場合

・再購入を促す会員化訴求のページを作りこむ

・レコメンド機能の実装を検討する

・ページ更新頻度を見直し、リピートユーザーにフレッシュな情報配信ができているかを確認する

・玄人向きコンテンツ(写真館やメンテナンス方法等)の実装

 

ページビュー数と転換率に関するまとめ

転換率を上げたいと言ってもそもそも自分のネットショップのページが

どのくらい見られているのかを知ることはとても大切になります。

 

多くのページを見られているが、買われないショップも問題ですが、

まずページ自体があまり見られていないショップも問題があるのです。

 

参考程度の情報ですが、月商200万以上のショップは少なくても1人あたり

平均8ページほど見られている傾向があります。

 

自分のネットショップは目指す月商にふさわしいページビュー数なのか?

上記の分析を活用してコンテンツ作りを実施していきましょう!

ネットショップの開業から売上アップを目指す方へ

記事をご覧いただきありがとうございます。

今後もネットショップの運営者の方々に向けて有益な情報を配信してまいります!

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