ネットショップの開業をこれから考えている人に読んでおいて欲しいネットショップの失敗談です。今回お話する雑貨のネットショップを運営していた店長さんには名前を伏せる形で事例の許可をいただいておりますので、ご紹介します。
約2年間運用されていた店長さん(以後Aさん)はこの2年間でネットショップの運用の難しさと雑貨という商材を取り扱ったことに対して後悔していました。
今回雑貨のネットショップを開業したい方に分かってほしい内容は決して売れないということではありません。雑貨を扱うなら雑貨なりの販売方法があるのです。
Aさんとお話した内容に関して大きく3つのポイントで解説していきたいと思います。
Aさんはこの3つで雑貨のネットショップで失敗してしまった
Aさんは取り扱う商材にとてもこだわりを持っている方でしたが、とにかく楽してかせげるという認識が強い経営者でした。ネットショップと聞くとなんとなくシステムなので、楽して稼げるというイメージがありますが、この認識が一番売上アップを邪魔するマインドなのです。
1:コンテンツページを作成しなかった
雑貨という商材の特性はネットショップの中でもセンスが問われるとても難しいジャンルです。商品販売ページだけでは、お店全体のブランディングを伝えることは難しいのです。
そんな中で徹底して行わなければいけないのがコンテンツページの作成です。雑貨を取り入れたコーディネート、ブランド説明、こんな雑貨あったの的な情報ページ等ネットショップ側が配信できる情報は底知れないのです。
しかし、Aさんは手間を惜しんで販売ページのみでページ構築しており全くSEOや顧客ニーズを考えることができませんでした。
2:いろんな商品をまんべんなく仕入れてしまった
雑貨のネットショップを扱う店長さんは【雑貨】という言葉が大好きな傾向にあります。ただ私はよくこんな質問をさせてもらっています。
【あなたは「雑貨 通販」で検索しますか?】
欲しいものがあるときには「雑貨 通販」ではなく「お皿 通販」や「和食器 通販」等具体的に検索するはずです。ここがポイントで雑貨のネットショップを運営するにもまずは何かに専門店化し一部の顧客ニーズを徹底的に追求しリピーター、ファンを構築することが重要です。
しかし、Aさんはまんべんなく仕入れ、雑貨屋を追求してしまいました。世の中にたくさんの雑貨屋がある中で無名の雑貨屋さんで買う決断はほぼされないということを痛感したそうです。
3:一番重要なブランディングを外注していた!?
雑貨のネットショップで一番失敗する可能性が高いのは、最重要のブランディングを外注してしまうまたは、ブレているという点です。日々の運営管理を考えると業務レベルの外注は活用すべきですが、ブランディングや記事構築に関しては可能なかぎり統一された人間が統率すべき内容です。
このブランディングに迷ってしまったAさんは2年のうちに3回変えてしまい、挙げ句の果てに外注してしまったのです。取り扱い商品のプロは外注先にはいないという気持ちで踏ん張るべきでした。
まとめ
今回はAさんの協力を得て雑貨のネットショップで失敗する3つのポイントについてお話してきました。お取り扱いの商材によりますが、近年のEC業界では、上記3つは全ジャンルで気をつけておいて損はないトピックになります。
皆さんが雑貨のネットショップで失敗しないようにまず徹底的にブランディングを練ってみましょう!
ネットショップの開業から売上アップを目指す方へ
記事をご覧いただきありがとうございます。
今後もネットショップの運営者の方々に向けて有益な情報を配信してまいります!